第1話 食品ロス  (作・絵 ぷんく)

 

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食品ロスの定義は、「まだ食べられるのに廃棄される食品」

食材は国内あるいは海外で作られた様々な食材を使って作られますが、食用として生産された農水産物のうち、3分の1ほどは消費されることなく廃棄されているという実情があります。日本では、2018年には年間612万トンが食品ロスになっていると集計されています。これを一人あたりに換算すると、毎日ごはんお茶碗1杯分を無駄にしているという計算です。

これは深刻な世界にまたがる問題で、国連でも議論されました。食品ロスの発生を抑えることは、他のSDGs目標の課題や問題を改善する手助けにもなります。なぜなら、食品は多くの人の手によって、その土地の水や栄養をもらって育ち、人々の労力やその土地の資源を得て生産されているからで、廃棄するということは、食品ロスの総量以上の多くのものを廃棄することになるからです。

★一人一人が取り組む★

 例えば買い物前に冷蔵庫などの在庫をチェックして、消費期限や賞味期限を元に過剰な購入を防いだり、購入した食材はできるだけ廃棄を出さず、食べ切りできる料理を作ったりすることで、食品ロスを減らすことができます。外食時にも食べ残しが出ないように、食べられる量を注文するなど心がけられることはあります。

できることから1つずつ取り組み、食品ロスを減らせるよう一人ひとりが取り組んでいくことが重要です。