SDGsと私たちにできること ~全ての生活・業務は繫がっている~

学習会6月24日総会終了後、SDGsを学習する場として、島根大学大学院教授 松本一郎氏より講演をいただき36名が参加しました。

 講演では、1980年「持続可能な開発」の概念が示されてから現在までの流れ、2030年Agendaの五つの“P”そして、全てを表す理念「だれ一人取り残さない」(Leave no one behind)について、全てがつながっていることをお話をしていただきました。松本教授また、COOPのSDGs行動宣言やエシカル消費についても触れて、生協は、業務がSDGsのどれかに当てはまり、一人一人がなにができるかを考え、困ったら(目標17)「パートナシップ」で周りの人に頼りながら、生き生きと取り組むことがSDGsの目標達成につながると励ましていただきました。参加された方にとって、SDGs理念に確信を持ち、自分ができることを考える場になりました。

 【参加感想より抜粋】

◆SDGsという言葉は耳にしたことはある程度で、内容的にはまったく初めてでした。初心者に対して興味を引くように楽しくお話いただきました。本来奥深く難しい内容で、少し理解できた程度ではありますが、お話を伺う中で、確かにすべての事は繫がっていると思いました。17の目標を示されたことで、具体的になり、個人として事業所としても何ができるのか、何をすればよいのか考えていこうと思いました。

◆とても分かりやすく面白かったです。国連で採択されたと聞くと、自分には関係ないような規模の大きなものというイメージがありましたが、今回の講演を聴いて、身近なこととしてとらえることが出来ました。世界中の人達が同じ目標に向かっていくと思うとワクワクしました。 

◆SDGsは難しい印象がありましたが、松本先生のお話で認識を変えることができました。PPAPや吉本工業の動画など、親しみやすいお話を聴くことでより身近に感じました。スウェーデンの女の子の話も胸にきざみ、”日々何を取り組めるのか”を考えないといけない世代になっていることを自覚しました。サポートスタッフの研修や入居者の集いでSDGsのワークが出来たら面白いと思いました。

 ◆SDGsをより早くより詳しく知る機会を得られたことで、今後の組合員活動で常にSDGsを頭の片隅に置いて、私も小さな歯車になって、少しずつ身近なことから地球環境を考えて行動し発信したいと思います

◆SDGsのキーワード「だれ一人取り残さない」が今ほど大切な時ははいなと感じています。貧困しかり、格差しかり、マイノリティしかり、民意しかり・・・一部の人や国の利益ばかりを優先し、大多数の人や国をないがしろにしている状況はなんとかしなければと思います。多くの生協で、SDGsが方針の中にはいっていますが、個人や一企業が取り組むのではなく、みんなで取り組む(国も含めて)ことが大切だと思います。職員だけでなく組合員の中でSDGsの概念を広げていきたいと思います。